鈴木です。
エースボールを探し中なので、このボールも気になるところです。
キャロウェイ クロム ソフトです。
このボールの特徴は、ウレタンカバーのスピン系のボールながらコンプレッションがとても柔らかいこと。
コンプレッションとは、簡単に言えばボール全体の硬さを数値化したもので、数字が大きいほど硬くなります。
そのコンプレッションは、なんと65!
今までのスピン系ボールのコンプレッションは、90とか物によっては100くらいの物もあったんですが、65とはとても柔らかいです。
コンプレッションだけでみると、ディスタンス系ボールと同じくらいです。
たしか、旧作のブリヂストンのファイズがコンプレッション70だったと思うので、それより柔らかいということですよ。
さて、肝心の打った感触ですが、たしかに柔らかい!
と同時に、もう一つ感じることは「ボールがフェースにくっついている時間が長い」という点です。
この感覚は、ドライバーからパターまで感じます。
くっついている時間が長いのでコントロールしやすい感じもしますが、僕にとっては少しだけ捕まりがよく感じます。
弾道は、ドライバーはそんなに低スピンの感じではなくボールはしっかり上がります。
飛距離に関しては、特別飛んでいるようには感じませんでしたが、飛ばないというわけでなく普通に飛んでいます。
ヘッドスピードが速めの方がコンプレッションが柔らかいボールを打つとドロップする傾向があるんですが、このボールはドロップするような球は出なかったのが不思議です。
アイアンではしっかりスピンがかかり、よく止まります。
アプローチに関しては、思ったより少しだけキャリーが出る感じです。
ショートアプローチになると、それがよく分かります。
でも、スピンはしっかりかかっているのでよく止まりますよ。
アプローチの弾道は、同じキャロウェイのSR2.5よりは高めでした(SR2.5が結構低いんですけどね)。
パットでも打感は柔らかく、ボールが潰れるような感触が手に伝わってきますが、ディスタンス系のボールより潰れたボールが復元するスピードが遅く感じました。
ただ、スピン系のボールにしてはボールが勢いよく転がり始めます。
普段スピン系のボールを使用している方は、最初は距離感が合わない方もいるでしょうね・・・
最近ではヘッドスピードが遅めの方に向いているスピン系のボールが出ていますが、その中でも特に柔らかく感じます。
ただ、このボールはコンプレッションが柔らかくてもヘッドスピードが遅い方に向いているというわけではなさそうです。
なんせ、USツアーのミケルソン選手が使用しているらしいですから。
まぁ、市販品と同じ物かは定かではありませんが・・・
ディスタンス系のボールを使用しているが感触はあまり変えずにスピン系のボールを試してみたい方や、スピン系のボールを使用しているが柔らかさやボールがフェースにくっつく感触が好きな方には試していただきたいボールです。
座間地区ゴルフスクール・茅ヶ崎地区ゴルフスクール担当 鈴木