鈴木です。
今回もテーラーメイドのドライバー。
テーラーメイド M2ドライバーです。
M1と同じく、クラウン部分はカーボン素材になっていて低重心化を図っています。
M1ドライバーの兄弟分ですが、M1と違い重心位置を変えられるウエイトは付いていません。
その代わり、スピードポケットと呼ばれる溝がソールのフェース側に付いていて、今までの物より幅広になっています。
これによって、スイートスポットを外したときの飛距離のロスを軽減するらしいんです。
このクラブはエアロバーナーの後継にあたると思いますが、エアロバーナーには無かったロフト・ライ角の調整機能は付いています。
このスリーブ付くと重くなるんですが、エアロバーナーより少し重くなっただけのようです。
シャフトやグリップの重さを考えると、ヘッド単体の重量は少し軽くなっているんでしょうね。
因みに、M1とM2のヘッド重量を量ってみたところ、4gほどM2の方が軽かったです(個体差はあると思いますが・・・)。
構えた感じですが、M1 460とそんなに変わりませんが、比べると違いがあります。
左がM1 460で右がM2です。
白い部分は、M2の方が少し広いかな・・・
M2の方が少しオープンフェースの度合いが強く、左が嫌な方には構えやすいですね。
そして、同じ10.5°のロフト角のヘッドだと、M2の方がロフト角が立って見えます。
この辺も、個体差もあるかもしれませんね。
フェース面は、少しだけM2の方が長いです。
すみません、被写体の大きさが若干違うので解りづらいですね。
左がM1 460で、右がM2です。
M2の方が面長なので、M1のウエイトがノーマルポジションの時と比較すると、M2の方が重心距離が長いのかもしれませんね。
さて、打った感触ですが「M1よりも左が怖くない」という感じ。
M1もつかまりは良い方ではないので左を気にせず振っていけましたが、それよりもつかまらないです。
やはり、重心距離が長いんでしょうか。
フェースローテーションが多めの僕のスイングだと、M1で軽いドローが出るスイングだとM2ではドローがかかりません。
M1同様、バックスピン量はかなり少ないので低スピンの弾道が簡単に打てます。
構えた感じだとM2の方がロフト角が立って見えましたが、打ち出し角・バックスピン量共M1と同じくらいでした。
そして、弾き感が強く飛んでいそうな感触。
決して打感が硬いわけではなく、一度フェースにくっ付いたボールが勢いよく飛び出す感覚です。
で、スピードポケットの効果なのか、スイートスポットを外したときにボールの初速が落ちにくい気がします。
純正シャフトは手元部分が太くなっていて、その分か手元側がしっかりしていて先中辺りに撓りを感じます。
ヘッドスピードが45m/s以上あるような方だと、軽くてちょっと物足りないかもしれませんね。
純正グリップも軽いですから、その辺は換えて使いたいかもしれません。
ヘッド性能は、振っても吹け上がらずにつかまり過ぎずにハードヒットに応えてくれるので、シャフトとグリップを換えるだけでハードヒッター向けのクラブにもなってくれます。
M1同様、ロフト角選びに気を付けないといけないので、購入を考えている方は試打してからにした方がいいですね。
座間地区ゴルフスクール・茅ヶ崎地区ゴルフスクール担当 鈴木