ゴルフお役立ち情報です。第三十七回目は「ボールは沈んでいるか?浮いているか?」についてです。是非日々のゴルフにお役立てください。
コースでの練習にて

さて、今日はラフからのショットの状況判断です。

この時期はラフが深くなるので状況判断が難しくなります。どのあたりに注意すればいいでしょうか?

ラフの見極めは以前にも説明しましたが、ボールの沈み具合・芝生の種類・芝の密集具合・芝目・特にボールの後ろ側の芝の状態のチェックなどが必要になります。その中でも、今回はボールの沈み具合に着目してみましょう。
ボールが芝生の先端より下にあると沈んでいるように見えますが、この状態だけ見て完全に沈んでいると判断をしていいかどうかです。

ボールが芝より下にあると沈んでいるように見えますが、違うのでしょうか?

沈んでいるのは間違いないでしょうが、問題はそのボールと地面の間にどのくらい空間があるかなんです。それによってショットの仕方を変えた方がいいんですよ。

なるほど、ボールと地面の間の空間ですね。あまり考えたことがなかったです。空間がある時とない時でどのような違いがあるんでしょうか?

空間がない時はクラブヘッドをボールの下に入れていかなければいけないので、ヘッドを上から下に打ち込むようにダウンブローに打ちます。空間がある時は打ち込んでしまうとフェースの上に当たってしまうことがあるので、打ち込まずに払うように打っていきます。

なるほど、フェースの上下に打点がずれやすいんですね。

そうです。特にロフト角が寝ているサンドウェッジなどは注意が必要です。空間が広い場合はだるま落としになりかねないです。そういう危険がある場合はボールを少し左に置き、少し上体を右に傾けてアッパーブローに打っていきます。その場合、オープンスタンスがやりやすいですね。

アッパーブローですか。サンドウェッジでは打ったことがないですね。

練習場ではスタンスの場所にマットを数枚置き足場を高くしておき、少し高めのティーに乗せて練習すると感覚がつかめます。

分かりました、やってみます。