ゴルフお役立ち情報です。第三十回目は「グリップ交換」についてです。是非日々のゴルフにお役立てください。
練習場にて
先生。最近、急に調子が悪くなってしまったんです。どこがおかしくなっていますか?
なるほど、ではちょっと打ってみましょう。
バシッ! バシッ!
う~ん、今みたいに芯に当たらないことが多いんです。
そうですね。軸や軌道がずれているようには見えませんが、気持ちよさそうに振っているようには見えませんね。クラブを換えたりしましたか?
いえ。あっ、クラブは換えていないですがグリップは交換しました。
なるほど、ちょっと見せてもらっていいですか?
このグリップは純正グリップではないですね。急に調子が悪くなったのはそのせいかもしれないですよ。
えっ?そうなんですか?交換するときに同じくらいの太さになるようにしてもらったんですが・・・
今回の場合、太さではなく重さが問題ですね。たしか、このクラブの純正グリップは30g位ですが、このグリップは50g位あるグリップです。このくらい差が出てしまうと、振り心地が変わってしまいますよ。
なるほど、重さですか。たしかに、クラブを持った時に重く感じます。それで、ダフッたりトップしたりが多かったのか・・・
ドライバーだと、グリップが5g重くなるとバランスが1ポイントくらい軽くなります。20gの差は大きいですね。人によって感じ取り方は変わりますが、グリップが重くなったことでクラブ全体が重く感じる人と、ヘッドが軽く感じる人がいます。〇〇さんの場合は重く感じてダフルことが多くなってしまったんですね。
そうなんですね。なにか対応策はありますか?
一番簡単なのは純正グリップに換えることですが、せっかく換えたのでもったいないですよね。慣れてくると新しいグリップも良くなることもありますし、重く感じるようでしたらグリップを短く持ってスイングしてみましょう。少し重さを感じにくくなります。ヘッドが軽く感じる場合はヘッドに鉛を貼ると感じが変わりますよ。
分かりました。ゴルフの道具は奥が深いですね。