ゴルフお役立ち情報です。第二十回目は「ラフの見極め」についてです。是非日々のゴルフにお役立てください。
ラフの見極め

先生、最近ラフがきつくてどのクラブを持ったらいいか分からないんですが、ラフに入った時のクラブ選択はどうしたらいいですか?

そうですね、「ラフだからアイアン」とは一概には言えないですよね。ラフといってもいろいろな状況があるので、見極めが大切になってきます。

見極めということは、ボールの沈み具合ですね。

そうですね。もちろん沈み具合も大切なんですが、それだけではなく他にもポイントがあるんです。その大切なポイントは、先程のボールの沈み具合・芝生の種類・芝の密集具合・芝目・特にボールの後ろ側の芝の状態のチェックがポイントになります。

なるほど。沈み具合だけでは駄目なんですね。

そうなんです。それらのポイントをチェックしてクラブを選択するんですが、打つ人のヘッドスピードなどによって打てるクラブが変わってきます。従って、自分が持てるクラブの限界点を知らないといけないんです。

限界を知る方法は何かありますか?

これは経験が必要になりますが、まずはボールを打つ前に素振りをすることが大切です。ボールがある所と似たようなライで素振りをするんですが、その素振りも芝生の頭をするのではなく、芝生の根っこまでするような素振りをします。その時に芝生の抵抗度合いを覚えておきましょう。

抵抗度合いを覚えておくことで、その時のショットがたとえミスしたとしても次に活かせるんです。

次に活かすとは?

ミスした時にショットのミスと決めつけずに、クラブ選択のミス(状況判断のミス)かもしれないと考えてみましょう。一度の失敗でクラブ選択ミスとは決められないですが、同じような芝生の抵抗度合いで同じクラブを持ってミスしたら、次はそれより短いクラブを選択してみましょう。それを繰り返すことで、自分は「このラフだったらこのクラブが打てる」という限界点が見つかってきます。

なるほど。確かに経験が必要ですね。

昔から、ゴルフは経験のスポーツと言いますよね。成功の経験も必要ですが、失敗したことも覚えておき次に活かすことができれば、いい経験として自分の財産になりますからね。