ゴルフお役立ち情報です。第二十八回目は「アゲンストでの注意点」についてです。是非日々のゴルフにお役立てください。
ゴルフコースにて
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今日はコースでのレッスンですね。今日は風が吹いていますが、次のセカンドショットをどう攻めるか状況判断をしてみましょう。
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このホールは真正面からのアゲンスト(向かい風)ですね。140ヤード残っているので普段は8アイアンで打つ距離ですが、風が強いので風に負けないように7アイアンで思い切り打てばなんとか届きそうな気がします。
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確かに今日は風が強いですね。アゲンストの風が強いと風に負けないように思いきり打ちたくなる気持ちもわかりますが、思い切り打つとかえって風の影響を受けやすくなってしまいますよ。
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そうなんですか?思い切り打って風に負けないようにした方がいいのかと思っていました。
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ゴルフはショットすれば通常はバックスピンがかかります。バックスピンは浮力がかかりボールは上に上がりやすくなります。アゲンストの場合、そのバックスピンが空中で解けずにボールは前に飛ばずにどんどん上に上がっていきます。すると飛距離が出なくなるわけです。
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なるほど。飛距離が出なくなると聞くと、尚更思い切り打って飛距離を出してピンまで届かせたくなりますね。
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しっかり振れば振るほどバックスピン量が増えるんです。すると、どんどん風の影響を受けてしまうわけですね。そうなると・・・
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あっ、そういうわけですか!思い切り打っても上には上がるけど、飛距離は出ないということか!では、どのようにしたらいいでしょうか?
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今日の風の強さだと、Bさんの場合7アイアンで普段通りショットするとギリギリ届かなそうですね。それで7アイアンで思い切り打ちたくなったと思うんですが、この場合は6アイアンを選択してみましょう。
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6アイアンですか?7アイアンで低い球を打つのはどうでしょう。
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それも一つの方法ですね。ただ、このライは少し左足上がりなので低い球を打とうとすると、ヘッドが鋭角に入ってしまいかえってバックスピン量が増えてしまう可能性があります。
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なるほど。さっきの話を思い出すとバックスピン量が増える分低い球になりにくいわけですね。
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その通りです。なので、6アイアンを短くグリップしてスイング幅を少し小さくします。その際、インパクトが強くならないように注意してショットしましょう。アゲンストで風の影響を減らすにはインパクトを強くしないように気をつけるのが胆です。
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分かりました!では6アイアンで打ってみます。
バシッ!
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おぉ!吹け上がらずに良い球が打てました。しかも6アイアンのわりにはランが少なかったかな。これもアゲンストの影響なんですかね。
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大当たりです!理解するのが早いですね。あとは普段の練習からこのようなショットの練習もしておくことが大切です。コースでぶっつけ本番は危険ですからね。