鈴木です。
新しいボールを発表するとき、各メーカーだいたい2種類のボールを発表します。
タイトリスト・スリクソン・ツアーステージ・テーラーメイド等(最近ホンマもボールを作ったようですが)、スピン性能に特化したボールと飛距離性能とスピン性能のバランスを重視したボールの2種類を作っていることが多いです。
しかし、今回ご紹介するボールは3種類。
キャロウェイ SRボールです。
このボールは、スピン性能や飛距離性能とスピン性能のバランスで区別しているのではなく、対応ヘッドスピードで区別してあります。
昔、糸巻きボールを使用していた方にとっては懐かしい区別の仕方ですよね。
数字の色が緑はコンプレッション80・赤が90・黒が100という具合で、徐々に硬くなっていったやつですよ。
まぁ、今回は硬さだけではなく、構造もちょっと違いますが・・・
このボールは、SR1がヘッドスピード40m/sまで、SR2が40m/s~47m/sまで、SR3が47m/s以上が推奨となっております。
ちなみに、どの種類もウレタンカバーなので、スピン性能は高いんですよ。
さて、いつものようにショートゲームの感想だけ。
まずはSR1から。
理由は分かりませんが、他の2種類のボールは5ピースですがSR1は4ピースなんです。
対応ヘッドスピード40m/s以下のウレタンカバーのボールは他のメーカーでも出していますが、このボールのスピン性能は他のボールより強烈です。
ボールが低く飛び出し、しっかりスピンがかかってくれます。
対応対応ヘッドスピードが遅いということで、コンプレッションは柔らかく感じます。
ショートアプローチでも、ボールが一度潰れるような感覚が結構あります。
潰れる感覚だけでいうと、ディスタンス系のボールのような潰れ方。
潰れたものが戻るスピードもそこそこ速く感じるので、出球は少し速く感じます。
でも、スピンがきいているのでビックリするほど飛んでいってしまいません。
パットでも、コンプレッションの柔らかさは感じます。
これも、ディスタンス系のボールのような潰れ方をします。
今までディスタンス系のボールを使っていたけど、アプローチで弾道が低くスピンが効いた球が打ちたい方や、今までスピン系のボールを使っていたけど、ヘッドスピードが遅くなってしまったのでディスタンス系のボールにしようか迷っている方には試してみてもらいたいボールです。
続いてSR2です。
こちらは5ピース。
5ピースは、僕は苦手なんです。
パットのときにボールが潰れにくく感じ、打感が硬く感じ距離感が合わせにくいんです。
というのは、今までの5ピース。
SR2は、5ピースにもかかわらず、さほど硬く感じません。
パットでも、ボールが潰れる感じはあります。
アプローチに関しては、SR1同様に低く飛び出してしっかりスピンがかかります。
ただ、SR1よりはボールが潰れる感じが少なく潰れが戻る勢いも少ないので、出球は少し遅く感じます。
僕にとっては、SR2の方が距離感が合わせやすかったかな。
パットは、先ほど書いた通り打感が柔らかいです。
ただ、芯を感じないくらい柔らかいので、ボールを打った感触が手に伝わった方がいい方には、少し物足りないかもしれませんね。
最後はSR3。
こちらも5ピース。
さすがに、ヘッドスピード47m/s以上が対応ヘッドスピードのボールだけあって、SR2より打感は硬め。
それでも、以前のHEX BLACKより柔らかいです。
アプローチは、ボールが必要以上に飛び出してしまうこともなく、低く飛び出しスピンがかかります。
パットは、SR2より硬く感じるのと、少し芯を感じます。
硬いと言ってもそれほどでもないので、慣れれば距離感を合わせるのは出来そうな感じ。
僕が使うとしたら、SR3かな(ヘッドスピードはギリギリですが・・・)。
ヘッドスピード別で区別されているだけあって、ボールの硬さの違いがはっきり分かります。
逆に3種類に共通している点として、アプローチで低く飛び出してスピンがよくかかります。
出球のスピードが違う感じがしますが、スピン性能はどれも強烈です。
SR2とSR3は5ピースですが、今までのスピン系の5ピースより柔らかいので、僕みたいに5ピースは苦手な方でも大丈夫かもしれませんよ。
SR1は、競技志向の女性にも試してもらいたいボールです。
なかなかコースに行く機会がないのでショートゲームしか試していないですが、ショットでも飛距離や弾道に差が出ると思うんですよ。
飛距離が出て、高弾道になるんだったら使ってみようかなぁ。
座間地区ゴルフスクール・茅ヶ崎地区ゴルフスクール担当 鈴木