鈴木です。
ちょっと試してみたいアイアンがあったので、打ってみました。
ホンマ TOUR WORLD TW-BMアイアンです。
このクラブは、ホンマ契約プロの谷原秀人プロの要望で作ってみたクラブらしいです。
マッスルバックでも、もう少しヘッドを大きくしてやさしいマッスルバックを試してみたいということで作ったそうです。
たしかに、同じマッスルバックのTW 727Mと比べるとヘッドが大きいです。
左がTW-BMです。
画像だとちょっと解りづらいかもしれませんが、大きいんです。
ネーミングのBMは、「ビッグマッスル」ということらしいでんす。
さて、構えた感じはマッスルバックにしてはヘッドが大きいだけでなくグースが少しあります。
少しシャフトが左から入っているように見えて、ボールを少し右側に置きたくなります。
TW 727Vのシャフトの入り方に似てるかな。
このクラブの標準シャフトは、VIZARD IB95というカーボンシャフト。
以前打ったことがあるんですが、カーボンシャフトとしては重めで、手元側が撓り先が硬め。
ダイナミックゴールドより手元側の撓りが大きく、インパクトにかけてヘッドはあまり戻ってこない部類のシャフトなので、カーボンシャフトでも簡単なシャフトではなくしっかり振っていかなきゃいけないシャフトです。
で、このクラブと一緒に借りてきたTW 727Mはダイナミックゴールドが入っていたので、弾道の比較にはならない・・・
ということで、同じVIZARD IB95が入ったTW 727Vnがあったので、振った感じと弾道はそれとの比較になります。
その打った感触ですが、さすがにマッスルバックだけあって打感は良いです。
ボールが潰れるような感触が手に伝わってきます。
ただ、今までのマッスルバックはヘッドが小さく重心距離が短めで重心深度が浅め。
その方が、振っていてヘッドが邪魔な感じがせず振りやすいんですが、一緒に打ってみたTW 727Vnの方がヘッドがコンパクトなせいか、振りやすさはTW 727Vnの方が上のような気がします。
そんなわけで、弾道のコントロールのし易さはTW 727Vnに軍配が上がるかな。
弾道は、TW 727MやTW 727Vnよりもロフト角が立っている(7アイアンで2°)こともあり、同じシャフトのTW 727Vnよりも低いです。
その分、飛距離は出ていそうな弾道でした。
マッスルバックにしてはミスヒットにも強そうですが、ハーフキャビティに近い印象です。
トータルして考えると、マッスルバックの打感は好きだが、ヘッドが大きめで安心感が持てて、少しミスヒットに強く、距離もそこそこ出るクラブが欲しい方に合ってるのかな。
ネーミングに727が入っていないということは、新しい737シリーズが出てもこのモデルは残ってるということなんでしょうかね。
737シリーズにはマッスルバック形状のアイアンが無いようなので、マッスルバックが欲しい方はこのモデルになるわけです。
このマッスルバックは、ちょっと個性が強いマッスルバックという感じがします。
今までマッスルバックを使用してきた方の中には、すんなり移行できない方もいそう。
逆にTW 727Vクラスのクラブを使用していた方がマッスルバックを試してみたい、というよなときに良いかもしれませんね。
座間地区ゴルフスクール・茅ヶ崎地区ゴルフスクール担当 鈴木