鈴木です。
このウェッジも気になるので、試打してみました。
クリーブランド RTX 4 FORGED ウェッジです。
クリーブランドはRTX 4 というウェッジがありますが、それは軟鉄鋳造。
こちらは、軟鉄鍛造のモデルです。
このクラブの特徴は、逆テーパーブレード設計というフェースの上部を肉厚にした設計。
この設計によって、浮いているライ等でフェースの上部に当たりに強くなり、尚且つ重心を高くすることができバックスピンがかけ易くなっているようです。
構えた感じですが、フェースプログレッションが大きく、リーディングエッジが出た所謂出っ歯の形状です。
試打クラブはロフト角58°バウンス角10°の物。
鋭角にダウンブローに打つより、鈍角に打ってボールを拾うイメージがし易いです。
リーディングエッジには適度に丸みがあり、フェースを開いてもリーディングエッジあまり浮かないので構えやすいです。
ノーマルのRTX 4よりヘッドが少し大きく丸みがあります。
左がRTX 4 FORGEDです。
さて、打った感触ですが、軟鉄鍛造だけあってさすがに打感が柔らかい。
RTX 4を打った時も柔らかく感じましたが、それよりもヘッドにボールが吸いつくような感覚があります。
FORGEDを打った後だと、RTX 4の打感の印象が変わってしまうくらい。
あれ?RTX 4って弾く打感だったっけ?
そんな感じです。
FORGEDの打感はボールとフェースがくっついている時間が長く感じ、距離感が出しやすいのが良いですね。
バウンス角は10°なんですがあまり削っていないので、しっかり効いています。
ちょっとピントが合ってないかな。
ソールが少し手前に入ってもソールが適度に弾かれ、ミスを防いでくれます。
リーディングエッジが出ているので、ボールを右に置いて打つよりフェースを開いて使う方が合っていそうですからねぇ。
ソールの形状は物凄く大切です。
ショートアプローチではボールが低く飛び出しスピンがかかります。
最近のウェッジの弾道は似ている物が多いですね。
スピン量はRTX 4とそんなに変わらないように思います。
バンカーでもソールが弾かれる音が綺麗に鳴って、距離も出しやすいです。
僕はRTX 4 MIDより距離が出しやすく感じました。
硬めの砂の時はフェースの開きを抑えれば、綺麗に砂の中にヘッドが入っていきます。
このウェッジは、バンカーでの易しさを感じます。
バンカーだけでなくRTX 4に比べると、易しいところがあるかな。
少しミスヒットに強く、ソール形状がザックリを防ぎやすい。
そして、打感がソフトで距離感を出しやすい。
お値段はRTX 4よりちょっと上がっちゃいますが、他のメーカーのウェッジと比較すればそんなに高くないのでお勧めです。
ソフトな打感が好みの方は、是非お試しを!
座間地区ゴルフスクール・茅ヶ崎地区ゴルフスクール担当 鈴木