鈴木です。
今回は、先日打ったグラファイトデザインのTour AD MJが挿さってたヘッドです。
キャロウェイ BIG BERTHA ALPHA 815♦♦ドライバーです。
♦♦は、ダブルダイヤモンドと呼びます。
この呼び方は、スキーからきているそうです。
スキー場の難易度を示す記号で、ダブルダイヤモンドは最上級ということらしいです。
ということで、このクラブは上級者向けのクラブということになるんでしょうね。
このクラブの特徴は、前作のBIG BERTHA ALPHA同様、グラビティーコアという重い棒が入っていて、その棒を装着する向きを上下に換えることによって重心の高さを変えられることです。
銀色の部分が重くなっています。
このグラビティーコアの長さは、以前より5ミリ長くなっているそうです。
ということは、これまで以上に重心の高さが変えられることになりますね。
さて、構えた感じですが、ディープフェースでヘッドがコンパクトに見えます。
ノーマルのBIG BERTHA ALPHA 815ドライバーと同じ460㏄ですが、ダブルダイヤモンドの方が小さく見えます。
右側がダブルダイヤモンドです。
フェースの向きは少しオープンで左に飛ぶのが嫌な方には構えやすいです。
そして、前作のBIG BERTHA ALPHAはフェースとクラウンの色が違いますが、それが理由か分かりませんが、ちょっとフェースの見え方がまっすぐすぎるように見えました。
しかし、今回は少しフェースに丸みがあるように見えて、これも構えやすい点です。
今回の試打クラブはロフト角9度だったんですが、9度の割にはフェース面が見えたので、構えた感じでは、球が上がりづらそうには見えませんでした。
個体差はありますが、前作よりリアルロフトはあるのかな?
さて、肝心の打った感じは、「左を気にせず振っていけて、かなり飛びそう」という感じです。
前作よりは捕まりやすくなっていますが、前作がかなり捕まりづらかったですからねぇ。
このクラブもクラブ全体の中では、捕まらない部類になりますね。
それにしてもボール初速が速い!
僕が打った場合、新商品の中では1、2を争う初速の速さです。
僕のエースドライバーである長尺とそんなに変わらない初速が出るんですから。
グラビティーコアの装着方向にもよりますが、バックスピンも少ないのでそれも飛ぶ要素ですね。
ただし、構えたときに感じた「上がりづらくなさそう」という点は違って、見た目よりボールは上がりませんでした。
そんなわけで、ボールを上げられる方じゃないと失速してかえって飛ばなくなることもありそうです。
グラビティーコアの装着方向を換えて打ってみましたが、バックスピン量が変わるだけでなく、振った感覚も変わります。
重心の高さを低く設定した時の方が振った時にクラブが軽く感じるのと、ヘッドの挙動が安定しているように感じました。
僕は、重心が低いときの方が振りやすかったです。
捕まる度合いや上がりやすさを考えると、左を嫌うハードヒッター向けになりますね。
ダブルダイヤモンドのネーミング通り上級者向けなのかもしれませんが、飛距離性能はかなり高く感じました。
今のところ長尺ドライバーを使っているので飛距離に関しては長さでカバーしていますが、短めに戻すとしたら使いたいクラブの第一候補かもしれないです。
座間地区ゴルフスクール・茅ヶ崎地区ゴルフスクール担当 鈴木