鈴木です。
今回は、珍しくレディースクラブのご紹介。
BRIDGESTONE GOLF J615 CL SKY FAIRWAY WOODです。
女性は男性よりもフェアウェイウッドを使用する機会が多いです。
そのフェアウェイウッドを打ちやすくするために開発されたのがこのクラブ。
フェアウェイウッドなんですが、フルチタンのヘッドなんです。
チタンヘッドは反発が良いだけでなく、比重が軽いので重心位置の設定の自由度が高くなります。
このクラブはレディースなので、フェアウェイからも飛距離を出しやすくするために高弾道が打ちやすく作ってあります。
そんなわけで、重心位置は低く深くしてあります。
男性のクラブの場合は、飛ばすためには重心深度を浅くして吹け上がらないようにしているクラブが多いですが、女性のクラブは逆なんですね。
このクラブは、ロフト角の設定が1種類。
18°の物しかありません。
その他はステンレスヘッドが用意されているので、そちらになります。
ステンレスヘッドにも18°のクラブはありますが、それとは別物なんですね。
さて、上がりやすくするために工夫してあるのは重心位置だけではありません。
構えてみて目につくところは、フェースプログレッション(以下FP)が大きいところ。
FPとは、シャフトのセンターからリーディングエッジまでの長さのことです。
数値が大きいほどリーディングエッジが前に出ていて、いわゆる出っ歯のクラブになりボールを拾って球を上げやすくなるんです。
上が何代か前のゼクシオの5W(ロフト角20°)で、下がJ615 CL SKY FAIRWAY WOODです。
J615 CL SKY FAIRWAY WOODの方がリーディングエッジが前に出ていて、フェース面がよく見えるでしょ?
だから、見た目も上がりやすく見えてプレッシャーが減るんですね。
構えた感じはパワースリットと呼ばれる溝がありますが、クラウンと同じ色なので気になりません。
そして、リーディングエッジやソール形状が丸みを帯びているので、抜けが良さそう。
さて、打った感触ですが、レディースクラブなのでそれなりにヘッドスピードを落として打ってみました。
たしかに、ボールはよく上がります。
18°にしては高弾道です。
ゼクシオの5W(ロフト角20°)より高弾道です。
シャフトの感触は、ゼクシオと比較すると少し手元側が大きく撓る感じ。
その撓りが戻るスピードは速くなく、フェースの上の方に当たりやすく感じます。
フェースの上の方に当たると高打ち出し・低スピンになるので、飛距離を出しやすくなりますからね。
ただ、ゼクシオのシャフトの感触が好きな方は、慣れるまで少しダフリ気味になりやすいかも・・・
少し練習すれば、すぐに慣れる範囲でしょうけどね。
見た目・コンセプト通り、高弾道のクラブなので、フェアウェイウッドが上がらなくて距離をロスしている方は試してみてはいかがでしょう?
試すのは、買う前に試打ですよ。
座間地区ゴルフスクール・茅ヶ崎地区ゴルフスクール担当 鈴木