鈴木です。
今回は、日本で一番知名度が高いと思われるクラブ。
ダンロップ XXIO9 ドライバーです。
2年に一度新しくなるXXIOも、もう9代目ですよ。
初代XXIOが出た頃は、ゴルフショップ店員だったなぁ。
初代から人気がありましたが、今でも絶大な人気があるのは凄いですね。
今回の進化した点はいろいろありますが、一番の進化はシャフト。
ヘッドも変更点はありますが、カスタムシャフトが流行ってきている中、この純正シャフトは侮れませんよ。
まずは構えた感じですが、シャローフェースで少しフックフェース。
上がり易くつかまり易く見えます。
前作同様、クラウン部分のフェース寄りの部分には塗装がしていないので、フェース面が多く見える感じがして上がり易く見えるので優しい印象を受けます。
見た感じは、前作と比べてあまり変化はないかな?
さて、打った感じですが、たしかにシャフトの撓りが全然違います。
前作に比べて、トップからの切り返しで手元側が大きく撓り、インパクト付近での撓りが戻るスピードが速いです。
切り返したときにヘッドだけトップの位置に置き去りになって、グリップとヘッドが下りてくる時間差ができる感覚。
いわゆる、タメができた感覚ですね。
そのタメが解けるスピードが結構速く感じ、ボール初速が速くなっている印象です。
この感覚は、18年くらい前に初めてフジクラのスピーダー757を打った時の感覚に近かったかなぁ。
当時はシャフトが動くスピード感に凄い衝撃を受けた記憶があります。
XXIOに戻りますが、シャフトが戻るスピードが速いのでつかまりも良いです。
ヘッドの方ですが、ゼクシオらしい金属音がして飛んでいそうな雰囲気を醸し出しています。
アスリート向けのクラブと違い、バックスピンはしっかりかかります。
見た目通り、上がり易くつかまり易いです。
そういえば、XXIO9には、もう一種類Miyazaki Modelのシャフトが用意されています。
たしか、ヘッドカラーはブラック系でノーマルモデルのブルー系と違いがあったと思いますが、すみません、写真を撮り忘れました。
ヘッドやグリップも少し違うらしく、ヘッド・シャフト・グリップが少し重いモデルになります。
打った感覚では、ノーマルモデルよりシャフトの撓り幅が少し少なく、撓ったシャフトが戻るスピードがゆっくり目なので捕まりが控えめになります。
つかまりが抑えられた分フェースが返らずロフト角が立たないので、ノーマルシャフトよりバックスピン量が200~300回転くらい多くなりました。
重量だけでなく、フィーリングも少し変わりますね。
今回のXXIOも、しっかり進化しています。
毎回「今度のXXIOはどんな進化をするのかな?」と楽しみにしているんですが、期待を裏切らないところが凄いですね。
ターゲット層も段々幅広くなってきているようで、元々はいわゆるアベレージヒッター向けで、上がり易くつかまり易く、軽めで振り易いクラブを求めている方向けのクラブでしたね。
今作はロフト角8.5°から12.5°まで1度刻みで5種類用意されていて、かなり幅広い層の方がターゲットになります。
シャフト次第では男子プロも十分使えるクラブですよね。
高打ち出し・低スピン弾道が打ち易いクラブではなく、適度にバックスピンがかかりミスヒットしても距離のバラつきが少ないクラブを探している方には丁度いいですね。
座間地区ゴルフスクール・茅ヶ崎地区ゴルフスクール担当 鈴木