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角溝

角溝

鈴木です。

 

 

先日、ウェッジを頂いたんです。

新しい物ではないんですが、ほとんど使用していない物でほぼ新品の状態。

TVD (9)
タイトリスト ボーケイウェッジ TVD(ツアーバンデザイン)です。

クラブに詳しい方はすぐ分かると思いますが、このクラブは角溝なんです。

角溝とは、簡単に言えばフェースの溝(スコアライン)が鋭く、スピンがかかり易いクラブですね。

昨年まではプロのトーナメントで使用禁止でしたが、今年からはアマチュアの大きな試合でも使用禁止になると思います。

まぁ、そういう大きな試合に出なければ使用可能です。

で、僕も試合に出るわけでもないので、ちょっと遊びがてら試してみるのも面白いかと思いまして、使ってみることにしました。

 

 

このクラブは、2008年モデルだったと思うので、もう6年も前のクラブ。

そのわりに、打った跡がほとんどなく綺麗な状態です。

TVD (5)
6年前は、角溝は使用禁止になっていなかったので珍しくはないですが、ソール形状は珍しかったんじゃなかったのかな?

 

ソールの後方(トレーリングエッジ)が、大きく削られています。

角溝

最近の市販されているウェッジには同じように大きく削られている物もありますが、6年前はあまりなかったように思います。

このクラブがきっかけで普及し始めたのかな?

ツアープロは、以前からここを削ってフェースを開き易くしたりする方が多かったので、ツアーバンデザインというネーミングがついたのでしょう。

ツアーバンとは、メーカーがトーナメント会場でプロのクラブメンテナンス等でサポートするサービスカーのこと。

そこで多くのプロが注文しているデザインなので、ツアーバンデザインというのではないでしょうか。

 

 

さて、構えた感じは、オーソドックスなティアドロップ形状。

TVD (6)
先程も書きましたが、ソールも大きく削ってあるので開いてもリーディングエッジも浮かずにボールを上手く拾えそうな感じです。

リーディングエッジも、そんなに丸みが強くないので僕の好みの顔つき。

 

 

で、打った感じですが、ボールがフェースにくっついている感じがとても強いです!

くっついている感じがあると距離感だったり弾道がコントロールし易いんですが、くっついている感じが強いせいかショートアプローチの弾道が凄く低いんです。

今まではクリーブランドの58°を使っていましたが、このクラブは同じ58°でも55°~56°かと思うくらいの低さで飛んでいきます。

弾道が低くボールの初速も速いので、思ったよりキャリーが出ます。

スピン性能は、「さすが角溝!」という感じですが、弾道が低いのと初速が速いのでファーストバウンドは結構前に跳ねる感じ。

そんなわけで、ボールの着地地点から止まる地点まではちょっと距離が出てしまうんですよ。

スピンはかかるが飛んでしまっているので、ちょっと距離が合わせ難いかな・・・

と思っていたら、もう一本頂きました。

60do (1)

同じTVDの60°です。

こちらもボールがフェースにくっついている感じが強く、60°のわりに弾道が低いんです。

しかし、それが逆に扱い易いんですよ!

ずいぶん前に60°は一度だけ使ったことがあるんですが、あまりにもショートするので1ラウンドで止めてしまったことがあるんです。

でも、この60°は問題なく使えます。

それどころか、角溝の威力が半端ないんです!

まぁ、よく止まります。

さすが60°の角溝といったところでしょうか。

 

 

このクラブはスピンがよくかかるだけでなく、抜けもいいんです。

やっぱり、ソールの削り方が抜けの良さを生み出しているんですね。

バンカーショットでは、その抜けが尚更良く感じます。

60°で抜けの良いヘッドなので、バンカーショットではしっかり距離が出るか心配でしたが、問題なさそうです。

 

 

しかし、ウェッジも同じ角度で弾道がかなり違うんですね。

念のために58°も60°もロフト角を測ってみたんですが、ちゃんと合ってました。

クラブは打ってみないと分からないものです。

60°のクラブなんて使えると思いませんでしたからね。

しばらく60°で遊びながら、次のウェッジを探してみます。

 

 

 

 

座間地区ゴルフスクール・茅ヶ崎地区ゴルフスクール担当 鈴木

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